Susumu Yokota / Wonder Waltz

 このエントリーをはてなブックマークに追加 TOPSY
B000EIF72EWonder Waltz
SUSUMU YOKOTA
skintone
2006-03-22

by G-Tools

試聴

この多作家が毎年のようにリリースする作品にいったい裏切られた事があったであろうかいやない。量と質の両面において底知れぬクリエイティビティを誇るこの音楽家は日本テクノ界の至宝と呼んでもいいんじゃないか。リリースの度に、嗚呼僕はこの人のファンで良かったと思うのである。

ここ数年(特に『Sound of Sky』以降)のヨコタ作品を端的な言葉で表すとするならば、“エレガント”。作品ごとにカラーを変え、常に音楽的探求の手を休めることの無いヨコタであるが、どの作品にも共通しているのは上品でストイックな、スピリチュアルな、それはまさしく彼特有の静謐な空気。その澄み切った“エレガンス”はもちろん本作でも健在である。

ソロとしては1年半ぶりとなるが、間にRothkoとの共作盤があったので久しぶり感は無い。むしろ多作ぶりに感嘆する。『Wonder Waltz』と名付けられた本作は発売前の前情報が殆ど無く、アルバム・タイトル名からおそらくヨコタ流ワルツになるのではないかと噂されていた。

蓋を開けてみれば、まさしくその通り。全編3拍子による作品であった。とは言うものの全く違和感なくエレクトロミュージックにとけ込んでおり、3拍子なのかどうか音楽の知識に乏しい僕にはよく解らない。いつものように“エレガント”なヨコタがそこに居るだけだ。元ロスコのキャロライン・ロス、チェコの歌姫エヴァ・ビトヴァ、そしてカヒミ・カリイ等をゲストボーカルに迎えた本作においても、その静謐な空気は変わらない。ヨコタの作品はいつだって革新的であると同時に、出来た瞬間にクラシックとなりうる普遍性を携えている。それが毎年ばこばことリリースされるのである。堪らぬ。

もっと多くの人に知ってもらいたアーティストだと思う。もしアナタが、レイハラカミが好きで未だヨコタを聴いたことが無いというならば、是非一度彼の音に触れて欲しい。

続きを読む >>

Susumu Yokota / Wonder Waltz

Susumu Yokota / Wonder Waltz 2006.04.09 Sunday [音楽・映像] comments(0)
このエントリーをはてなブックマークに追加TOPSY

Susumu Yokota / Symbol

 このエントリーをはてなブックマークに追加 TOPSY
B0008G2FIGSymbol
Susumu Yokota
Lo Recordings
2005-07-19

by G-Tools

試聴 試聴

音楽を設計する類い稀なるセンス。毎年コンスタントにリリースされる新作は、常に斬新で高いクオリティ。ヨコタススムは、日本が誇る最高峰のテクノ・エレクトロ・アーティストではないだろうか。

本作『SYMBOL』は、04年に自身のレーベルSKINTONEからリリースされた。数あるヨコタのリリース群の中でも特に傑作とされる作品だ。先日『ダ・ヴィンチ・コード』読書時のBGMとして聴いてみたら、まさに適役。この上なくストーリーを盛り上げてくれて、至福の読書タイムとなった。ヨコタの作品は、何年経っても風化しない。むしろ聴く度に新鮮な印象を与えてくれる。

ジャケットから連想できるように、今作はクラシックの要素がメイン。中世ヨーロッパ・バロック様式を彷佛とさせる厳かな響きが、今までにない雰囲気で迫ってくる。この圧倒的な迫力は、打ち込み音楽にクラシック的な要素を加えました、という凡庸なものとは根本的に異なる。クラシックも現代音楽もエレクトロニクスもすべてが同列上にあり、それらの異なる要素は、ヨコタ氏の中で完全に咀嚼された上で、ひとつのものとして吐き出される。すなわち小手先だけのサンプリングでは無い。

この音のカタマリは、まるでバロック様式の建築物のようだ。それも、ふわふわと浮遊し、浮かんでは消える天空の城。神々しく荘厳な姿にまず圧倒され、緻密なまでの細部(もちろん現代的な味付けがなされている)に耳を奪われる。普遍性と革新性を併せ持つこの建築物は、時を経ても風化することなく在り続けるだろう。その中心でヨコタ氏が優雅にタクトを振る姿が目に浮かぶ。

何よりこれは、とても美しい音楽だ。

続きを読む >>

Susumu Yokota / Symbol

Susumu Yokota / Symbol 2006.03.31 Friday [音楽・映像] comments(4)
このエントリーをはてなブックマークに追加TOPSY

笹川美和 / 夜明け

 このエントリーをはてなブックマークに追加 TOPSY
B000CQM0FU夜明け
笹川美和
エイベックス・トラックス
2006-02-22

by G-Tools

試聴

このように、ていねいに、うたと対峙し、うたを作る人が日本にもそして若い人の中にもいるということがオドロキであった。そして嬉しかった。メディア主導の使い捨て文化が未だに蔓延る中にあって、生まれた土地を中心にあくまでもマイペースで活動を続ける姿はとても異質に映る。淡々と唄われるうたに、唄い手の誠実さが見える。日本の唄は死んではいなかった。

1年ぶりの3rdアルバムである本作には、ビョーク・MUMのプロデューサー/エンジニアとして知られるValgeir Sigurdssonらが参加し、ロンドン〜アイスランドでセッション・ミックスが行われた。…と書くと新機軸への展開を連想させるが、良い意味で全く変わっていない。何よりもうたが中心にあるというその点で。うたに対する誠実な姿勢というその点で。
続きを読む >>

笹川美和 / 夜明け

笹川美和 / 夜明け 2006.03.13 Monday [音楽・映像] comments(0)
このエントリーをはてなブックマークに追加TOPSY

朝崎郁恵 / うたばうたゆん

 このエントリーをはてなブックマークに追加 TOPSY
B000068W6Iうたばうたゆん
高橋全 朝崎郁恵
ユニバーサル インターナショナル
2002-08-07

by G-Tools

試聴

奄美島唄の第一人者、朝崎郁恵。2002年、67歳にしてリリースされたメジャー初のフルアルバム。高橋全によるピアノを伴奏として唄われる島唄(三味線は出てきません)。彼女の大ファンでもあるUAがゲスト参加し話題になりました。

幼少の頃から島唄に親しんできたという朝崎さんのその唄は、もうその歌声だけで有無を言わさぬ説得力があります。歌声だけで人を感動させることが出来るのです。奄美の自然がどのようなものか僕は知りませんが、まるでそこに暮らす人々が天地に捧げるような唄であり、神の宿る瞬間がそこにあるのではないでしょうか。一個人の情感というものを超越したところで鳴るその音は覚醒的でもあり、そして何よりもただ、ただ美しい。涙が出る音楽とはこういうのを指すのでしょう。ピアノ伴奏のみというシンプルさが、唄をより引き立てます。

ひとつ残念なのは、ジャケットが演歌っぽくて物々しいこと。しっくり来ないです。そういう業の深そうな音楽とは対極にある唄だと思うから。
続きを読む >>

朝崎郁恵 / うたばうたゆん

朝崎郁恵 / うたばうたゆん 2006.03.12 Sunday [音楽・映像] comments(0)
このエントリーをはてなブックマークに追加TOPSY

The Detroit Experiment (Carl Craig)

 このエントリーをはてなブックマークに追加 TOPSY
The Detroit Experiment
Rope a Dope
発売日:2003-03-18

試聴 試聴

鬼才カール・クレイグによる監修。
デトロイトに所縁のあるアーティスト総勢24名が世代を超えて集結。スタジオにて1発録りされた音源を、ジャズドラマーのKARRIEM RIGGINS とカール・クレイグが編集。という何とも贅沢な企画盤ですよ。これがまた素晴らしい出来で。めちゃくちゃ力強い。

あえて言うならジャズがキーワードになるんだろうけど。なによりソウルフル。最先端でエクスペリメンタルでありながら、自身の土地の音楽への愛情がありありと。テクノでもあり。なによりソウルフル。ヒプホプもあり。スティービー・ワンダーのカバーもあり。なにもあり。かにもあり。その、どれもが、力強い。単に音圧が強いだけではなく、確信に満ちた強さなんですな。デトロイトという街の底知れぬ音楽的土壌を知らしめるに充分な、意志の強さが音に表れている。2003年版エレクトリック・ソウルの決定的傑作に認定です。

てことで。聴く時は音量は大きめでね。

member:
Aaron Luis Levinson, Al Turner, Allan Barnes, Amp Fiddler, Athletic Mic League, Bennie Maupin, Carl Craig, Francisco Mora Catlett, Geri Allen, Jaribu Shahid, Karriem Riggins, Marcus Belgrave, Perry Hughes, Regina Carter, Ron Otis

Tracklist:
1 Space Odyssey (05:25)
2 Think Twice (06:18)
3 Revelation (07:45)
4 Baby Needs New Shoes (04:38)
5 There Is a God (05:50)
6 Church (05:27)
7 Enterluud (02:32)
8 Vernors (04:03)
9 Too High (04:28)
10 Highest (03:35)
11 Midnight at the Twenty Grand (06:58)
12 Taste of Tribe (00:15)
13 Way We Make Music (03:38)
14 Revelation Reprise (03:20)
15 808 Drum (hidden track)

関連:
レビュー:Born Properly
レビュー:Life is Crossover
CARL CRAIG ―― アヴァンギャルドな開拓者(bounce.com)

Carl Craig & Moritz Von Oswald
Deutsche Grammophon
発売日:2008-11-04

The Detroit Experiment (Carl Craig)

The Detroit Experiment (Carl Craig) 2006.02.19 Sunday [音楽・映像] comments(0)
このエントリーをはてなブックマークに追加TOPSY

O.S.T. / Legends of The Underground

 このエントリーをはてなブックマークに追加 TOPSY
B000ALJ0PAレジェンズ・オブ・ジ・アンダーグラウンド
バグズ・イン・ジ・アティック
Pヴァインレコード
2005-09-16

by G-Tools

試聴

20名のダンサーが出演する舞台公演「Legends of the Underground」のために作られたオリジナル・サウンドトラック。サントラなのかコレ? ヤバい代物です。

Bugz In The Atticを筆頭にウエスト・ロンドン(西ロン)界隈のアーティストによるリズムへの飽くなき探求が生んだブロークンビーツ。そんな西ロン・シーンが今も現在進行形で進化を続けている事を証明するアルバムが、オランダのレーベルkindred spritsからリリースされた本作です。

ジャケットのセンスには目をつぶりましょう。

ブロークンビーツの更なる進化。荒れ狂うビートの嵐。
西ロンを代表するアーティスト(Bugz In The AtticのSeiji、Domu、Mark de Clive-Low、Bembe Segue)が集結して制作されたというブツですから、先鋭的で刺激的なものになっています。リズムへの探求は更に攻撃的に高速回転し“気持ち良さ”の範疇からも逸脱しちゃいます。そりゃもう気狂いのように。はっきり言って、全然心地よいものではありません。しかし、なんとも気になる。そしてハマったらハマる。あぱぱ。わたしはすっかりあぱぱ、ハマッてあぱ、しまいました。

いつの時代に於いても、新しいものとは一見気持ちの悪いものです。前衛的なこの作品からは、新しきを生み出すエネルギーを感じる事ができます。
続きを読む >>

O.S.T. / Legends of The Underground

O.S.T. / Legends of The Underground 2006.02.01 Wednesday [音楽・映像] comments(0)
このエントリーをはてなブックマークに追加TOPSY

Keith Jarrett / The Melody At Night, With You

 このエントリーをはてなブックマークに追加 TOPSY

Keith Jarrett
Ecm Records
発売日:1999-10-19

試聴

断言します。綺麗なピアノの音が聴きたくてこのCDを買った人は、絶対に失望する事はありません。

ECMよりキース・ジャレットのスタンダード・ソロ・ピアノ(99年)。本作は、慢性疲労症候群という病気のために活動を休止していたキースが、療養中に自宅のスタジオで録音したソロ・ピアノ集。ピアノひとつで、自宅にて制作されたという事が感じられるような、とてもリラックスした静かで穏やかな作品。一音一音を慈しむように弾かれるピアノが本当に美しい。いったいこのキース・ジャレットという人はどうしてこんなに琴線に触れるフレーズを奏でることができるのでしょうか。とてつもなくシンプルな演奏なのに、こんなにも豊かな表情を見せてくれるのでしょうか。

「綺麗」という言葉は、こういう作品のために使うんだな、と思う。それは、いわゆる「小綺麗」とか「綺麗にまとまってる」などとは180度異なるから。それがつまり「美」であるのだ。あまりにもピュア(音一粒一粒の純度がなんと高いことか)であまりにも優しいその音色の前では、どんな理屈も理論も通用しない。ただその美しい調べに身を任せるだけでよいのだ。わき上がる涙が頬をつたうならそれもよい。まるで大きな愛に包まれたような気持ちにさせてくれる。最初の自分の問いに答えるならば、この人は宇宙に繋がっているのだきっと。

ちなみに、これを演奏したときの観客はたったひとり、彼の奥さん。そしてジャケットの写真は奥さんによるものだそうです。す、すてきすぎる。

Keith Jarrett (piano)

Recorded at Cavelight Studio
Engineer : Keith Jarrett
Produced by Keith Jarrett, Manfred Eicher
ECM 1675

Swing Journal選定ゴールドディスク
同主催1999年度ジャズ・ディスク大賞<金賞>受賞作品

Tracklist:
1. I Loves You Porgy (I.Gershwin/D.B.Heyward/G.Gershwin)
2. I Got It Bad and That Ain't Good (P.F.Webster/D.Ellington)
3. Don't Ever Leave Me (J.Kern/O.Hammerstein)
4. Someone to Watch Over Me (I.Gershwin/G.Gershwin)
5. My Wild Irish Rose (Traditional:arr. by K.Jarrett)
6. Blame It on My Youth (E.Heyman/O.Levant)
7. Meditation (K.Jarrett)
8. Something to Remember You By (H.Dietz/A.Schwartz)
9. Be My Love (N.Brodsky/S.Kahn)
10. Shenandoah (Traditional:arr.by K.Jarrett)
11. I'm Through With Love (M.Malneck/G.Kahn/J.Livingston)

Profile:

Keith Jarrett [キース・ジャレット]
1945年5月8日ペンシルヴァニア州アレンタウン生まれ。3歳でピアノを始め、7歳で初めてのリサイタルを開く。1965年にアート・ブレイキーのジャズ・メッセンジャーズに参加して注目される。その後、チャールズ・ロイドのグループを経て1970年にマイルス・デイヴィス・グループに参加。1971年には当時新興レーベルだったECMのオーナー、マンフレート・アイヒャー(Manfred Eicher)と出会う。以後、ほとんどの作品をECMからリリースしている。マイルス・グループ脱退後の1973年頃より、完全即興によるピアノ・ソロ・コンサートを開始。これらのコンサートの実況録音作品も多くリリースしており、その高い完成度から名声を確立した。プログラムの一切無い完全即興によるテンションの高い神がかり的な演奏には定評がある。代表的なソロ作品に、「ザ・ケルン・コンサート」等がある。
1983年にゲイリー・ピーコック、ジャック・ディジョネットらと結成したトリオは、20年以上にわたって活動を続けているジャズ史上でも稀有なユニット。また、1970年代には2つのカルテットを率いていたが、いずれも解散している。
1990年代後半から2000年頃は、病気のためにその活動を中断していた。(病名は慢性疲労症候群とされる)2000年より少しずつ活動を開始し、ソロやトリオでの活動を継続している。(Wikipediaより)

関連:
レビュー:ニューヨーク・タイムズ評  by ピーター・ワトラス
レビュー:all that jazz
レビュー:at the end of the day
レビュー:milkybar音盤絵巻
レビュー:レビュー:Slightly out of Tune
レビュー:fayway日和
レビュー:jAZZHOLE
ECM カタログ
キース・ジャレット/アーティスト情報(HMV)

Keith Jarrett
Ecm Records
発売日:2011-11-08

Jarrett,Haden
Ecm Records
発売日:2010-05-25

Keith Jarrett / The Melody At Night, With You

Keith Jarrett / The Melody At Night, With You 2005.03.17 Thursday [音楽・映像] comments(0)
このエントリーをはてなブックマークに追加TOPSY

サンボマスター / サンボマスターは君に語りかける

 このエントリーをはてなブックマークに追加 TOPSY

ソニーミュージックエンタテインメント
発売日:2005-01-19

試聴

ロックも捨てたもんじゃない。
僕がいわゆるロックといわれているジャンルの音をあまり聴かなくなって久しいが、それは何故だろうか。以前はさっぱり理解できなかったジャズを聴くようになったり。それは年とともに自然な流れなのだと思っていた。確かにそれもある。シンプルなようで実は豊穣な音楽の良さがわかるようになってきた。しかるにロックに胸を焦がす事がほとんど無くなっていたのだ。

「新しき日本語ロックの金字塔!」
これはCD帯に書かれていたコピーであるが、このような文章は要らぬ先入観や、やれロックだロックじゃないとかの議論のもとになるのでやめて欲しい。実際僕も、どうにも胡散臭い印象を持っていて、ツタヤのレンタルコーナーで目にしなければ耳にする事もなかっただろう。まぁ、たいして期待もしていなかった。
結論を言うと、ちっとも新しいことはない。
憂歌団かと一瞬見間違うようなもっさりとしたルックスと、この過剰なコピー及び長ったらしい曲タイトルから想像していた「文系メガネ系ロック」という予想は見事に裏切られた。絶叫の如く咆哮するボーカル、疾走するドラムにギター、ストレートでキャッチーなメロ。僕が素直に連想したのは真心ブラザーズ、ミッシェル・ガン、ブルーハーツ、フライングキッズ、ヒートウェイヴ、変態版くるり。うん、別段新しいことはないのだ。しかしソウルがある。

初期衝動のカタマリのようなうたであり、たいへん暑苦しいボーカルである。しかし久しぶりに胸ぐらを掴まれたような気がした。そう、ロックとは熱いものだったのだ。そして僕がロックを聴かなくなったのは、熱くなかったからなのだ。ロックはこ難しい必要はないのだ。かっこいい必要もない。頭を使わなくたっていいんだ。新しいとか次の次元だとか、変に頭を使い出すと熱量は冷めていくのだ。ソウルなのだ。ソウルがなければそれはロックではないのだ。それでいいんだ。ロックとはつまりそういう事なんだ。

あ、こんなコピーはやめて欲しいと言いながら、僕もいつのまにかロックだの何だの言ってるな(笑)やっぱり好きなんですよ。


追記:
初期衝動のカタマリってのはちょっと違ったかもしれない。粒の揃った楽曲は実によく練られているし、演奏もしっかりしており上手い。だいたいこの人たちそんなに若く無いじゃないか。つまり計算づくでこういう音をやってるという意見はなるほど納得できる。いわゆる青臭さがないのだ。だとしたら、この熱さは何なんだ。ひょっとしたらかなり頭の良い人たちなんじゃないかとも思う。


関連:
サンボマスターは君に語りかける - Dolphin
パンキッシュでソウルフルでファンキーでジャジーでブルージーな、夢のような大傑作 - 原色X
サンボマスター「サンボマスターは君に語りかける」 - ミズスマシゲンゴロウのツレヅレなるままに。

サンボマスター / サンボマスターは君に語りかける

サンボマスター / サンボマスターは君に語りかける 2005.02.27 Sunday [音楽・映像] comments(0)
このエントリーをはてなブックマークに追加TOPSY

Build an Ark / Peace With Every Step

 このエントリーをはてなブックマークに追加 TOPSY
ビルド・アン・アーク
Pヴァインレコード
発売日:2004-06-04

試聴 試聴

現代版スピリチュアル・ジャズの傑作中の傑作。

カルロス・ニーニョ(aka.アモン・コンタクト)率いるBuild an Arkは、何故かカメラマンも含まれる20人近くの大所帯バンド。というか一大プロジェクト。伝説のブラック・ジャズ・レーベル、トライブのフィル・ラネリンをはじめ、スピリチュアル・ジャズの大御所が多数参加。久しぶりに集まった同窓会での打ち上げ的な、ヒジョーに楽しげでリラックスした雰囲気が伝わってきます。ちなみに呼びかけ人のカルロス・ニーニョはこの時点で27歳だったというから驚きです。

「9.11」の同時多発テロが結成の契機となったそうで、愛と平和、自由への賛歌と呼ぶにふさわしい、まぎれもなくラブ&ピースなサウンド。深遠なるスピリチュアル・ジャズの世界へとぼくを誘うきっかけとなった一枚になりました。

オリジナルとファラオ・サンダース等のカバー曲が違和感なく並び、実に軽やかで暖かでオーガニックな耳障り。音の組立て方には現代的なセンスも見え隠れします。生楽器のアンサンブルがとても気持ち良く、中でも僕はRhodes(エレピ)とフルートの音色がお気に入り。

Personnel:
Carlos Nino(Produce)、Dwight Trible(Vo)、Phil Ranelin(tb)、Nate Morgan(Key)、Derf Reklaw(Dr&Per)、Damon Aaron(G)、B+(photo)、Aran Lightner(Dr&Per)、Lesa Terry(Vn)、Joshua Spiegelman(Bamboo Fl)、Peter Harris(Poetry)、Baba Alade(B)、Andres Renteria(Vo)、Trancey Hart(Vo)、Gaby Hernandez(Vo)、Bob Wisdom(Vo)、Mark & Miles Maxwell(Vo)、Debra Pill、James Richards(Produce)、Adam Rudolph(Per)

Tracklist:
1 You've Gotta Have Freedom
2 Vibes From The Tribe
3 Conversations
4 "Precious, Priceless"
5 Love Is Our Nationality
6 Pure Imagination
7 Drumprovise (Interlude)
8 Japan (Interlude)
9 Peace With Every Step
10 Equipoise
11 Collective
12 Peace And Love
13 The Stars Are Singing Too (Interlude)
14 Nu Baya Roots
15 Village Soft
16 The Blessing Song
17 Guidance
18 Always There
19 Mother
20 You'v E Gotta Have Freedom (Two Banks Of Four visitation)

Profile:
ビルド・アン・アーク
Build An Ark [ビルド・アン・アーク]
LAを活動の拠点にするアーティストたちによるスピリチュアル・ジャズ・コレクティヴ。LAのブラックジャズの重要レーベル‘Nimbus’(現Nimbus West)を生んだHorace Tapscott、Pan-Afrikan Peoples Arkestraに参加していたヴォーカリストDwight Trible、Ammon Contact結成前にライブのプロデュースなどをしていたCarlos Ninoの出会いから始まった。Horace Tapscottの没後、追悼の意を込め作られたDwight Tribleのアルバム『Horace』をCarlos Ninoがプロデュースしたことを経て彼らの親交が深まり、2001年9月11日の同時多発テロを契機として「平穏な世界」を提示すべくこのプロジェクトは発足した。
主なメンバーは前述の二人に、ブラックジャズレーベル‘Tribe’の創設者でありトロンボーン奏者のPhil Ranelin、Nimbusの看板ピアニストNate Morgan、Hu Vibrationalの中核でドラマー/パーカッショニストのAdam Rudolph、The Pharoahsの創始者でありドラマー/パーカッショニストのDerf Reklaw、西海岸を代表するシンガーソングライターDamon Aaron、フォトグラファーB+など。
初めに集ったときにレコーディングされたSun Raのカバー曲「The Stars Are Singing Too (Door of The Cosmos)」はKindred SpiritsからリリースされたSun Raのカバーアルバム『Sun Ra Deication』に収録され瞬く間に彼らの名は知れ渡った。その後再集結/再レコーディングが開始され、Pharoah SandersやPhil Ranelin、Stanley Cowell、Michael White、Nate Morganのカバーを含むデビューアルバム『Peace With Every Step』が2004年にリリースされた。(はてなダイアリーより抜粋)

関連:
レビュー:jm's myTaste
レビュー:ULTIMATE POPCORN DISCS
レビュー:.oO .oO ズレ
レビュー:On the Road…とはほど遠い日常を送っています
レビュー:+ NDD DISC REVIEW +
Myspace
インタビュー:
<もうひとつのジャズ>の魅力:bounce.com

ビルド・アン・アーク
Pヴァイン・レコード
発売日:2009-11-18

Build an Ark / Peace With Every Step

Build an Ark / Peace With Every Step 2005.02.22 Tuesday [音楽・映像] comments(0)
このエントリーをはてなブックマークに追加TOPSY

Primal Scream / The Big Man and the Scream Team Meet the Barmy Army Uptown

 このエントリーをはてなブックマークに追加 TOPSY

試聴

イングランドで開催されたサッカー欧州選手権ユーロ96のために書き下ろされたアルバム未収録のシングル。御大 On-U-Sound(エイドリアン・シャーウッド)と組みダブに接近したサウンドは、次作『バニシング・ポイント』への予兆を感じさせるトガったもの。僕は当時こんな音を聴いた事がなかったので、とにかく衝撃的で、アホみたいに繰り返して聴いてたのを覚えています。プライマル・スクリームがいちばん好きだった頃の、妙に印象に残っているシングルなのです。

しかしこれサッカー向けか?(笑)こんなBGMが似合う酔いどれチームはあるのかしら。と思ったら、「過激な内容のこの曲は即座に放送禁止になり、UEFA(ヨーロッパ・サッカー協会連合)も発売を禁止した。」ですって。ぷぷ。

Tracklist:
1. Full Strength Fortified Dub
2. Electric Soup Dub
3. Jake Supreme

Primal Scream / The Big Man and the Scream Team Meet the Barmy Army Uptown

Primal Scream / The Big Man and the Scream Team Meet the Barmy Army Uptown 2005.02.18 Friday [音楽・映像] comments(0)
このエントリーをはてなブックマークに追加TOPSY
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...