木村カエラ『ROCK』

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たのしい!たのしい!たのしい!

音楽って、楽しくて、うきうきわくわくさせてくれるものだと思い出させてくれる。木村カエラのプライベートレーベル ELA 第一弾リリースとなる本作は、彼女自身が影響を受けたという60年代〜80年代の洋楽をカヴァーしたアルバム。


著者 : 木村カエラ
ビクターエンタテインメント
発売日 : 2013-10-29



a-haから始まり、シンディ・ローパー、クイーン、ベルベット・アンダーグラウンド、キンクス、ザ・フー、カーペンターズ、ビースティー・ボーイズなどなど、音楽好きなら誰もが知っているような、あるいはアーティスト名を知らなくてもどこかで聴いたことがあるようなヒット曲ばかり。1曲毎に様々なアーティストが客演しているコラボレーションアルバムでもある。

特設サイトにて、それぞれの楽曲およびコラボアーティストについての解説が詳しく載っている。レコーディング風景を収録した動画や試聴もあり、このサイト自体が楽しいので是非見てみて。
木村カエラ Collaboration Cover Album 『ROCK』 - ELA MUSIC

こちらはアルバムからの3曲をつないだPV。



ふつう、これだけヒット曲ばかりを集めると逆にもっさりしてつまらなくなってしまいがちだったりする。ましてや原曲のイメージを覆すようなとんがったアレンジは殆どなく、王道的なカヴァーが中心だ。しかし、ひとくせある様々なアーティストたちとコラボレーションすることで、バラエティに富み、エッジの利いた締まった感じになっている。とても気持ちいい。

なにより木村カエラの歌声がいい。とても気持ちいい。
ほんとうにこの曲が好きなんだろうなというのが伝わってくる。音楽って、楽しくて、うきうきわくわくさせてくれるものだと思い出させてくれるのだ。はじめてロックを聴いた時のどきどき。そこからロック史を遡っていわゆる名盤と云われる音源を自分なりに発掘していくたのしさ。音楽のつながりを知るよろこび。
彼女の天真爛漫な歌声を聴いていると、そんなふうに少年のような感覚で胸を躍らせながら音楽に接したくなるのだ。ここで客演しているアーティストたちもきっとそうだったのではないだろうか。だからこんなに「たのしい」アルバムになったのでは。木村カエラというアーティストの魅力って、おそらくそこにあるんじゃないかと(彼女の他のアルバムを聴いたことがないので早合点かもしれないけれども)思った。才能のあるところに人が集まるというか、人が集まりたくなる才能(こういう感じ?)。それって、打算よりも先にまず好きなことを好きにやってるからなんだと思う。音楽は時代を超える。世代を超える。人をつなぐ。

自宅のリビングのスピーカーから、シンディ・ローパーのカヴァー「Girls Just Want To Have Fun」が流れた瞬間、1歳半の娘が小さなおしりをぷりぷり揺らしながら体を動かし始めた。4歳の息子はおもちゃの太鼓を叩く。めちゃくちゃ愛らしくて目尻が下がる。音楽って、ほんと楽しい。生きてることすら楽しくなってくる。音楽は時代を超える。世代を超える。人をつなぐ。とてもシンプルな原体験だ。



『ROCK』に収録されている曲が気に入ったら、オリジナルも聴いてみよう。きっと音楽のたのしさがまた広がる。ぼくはこのアルバムでN'夙川BOYSやPredawn、CSSといったアーティストをはじめて知ったし、「You Really Got Me」のギターリフに痺れて民生のニューアルバムを試聴し感動した。音楽はつながる。下記にリンクを貼っておくので参考になれば。

木村カエラ『ROCK』収録曲
01. Take On Me / a-ha(木村カエラ xxx 岡村靖幸)
02. Girls Just Want To Have Fun / Cyndi Lauper(木村カエラ xxx N'夙川BOYS)
03. FUNKYTOWN / Lipps, Inc.(木村カエラ xxx 石野卓球)
04. Two Of Hearts / Stacey Q(木村カエラ xxx Chara)
05. Heart Of Glass / Blondie(木村カエラ xxx チャットモンチー)
06. Crazy Little Thing Called Love / Queen(木村カエラ xxx 斉藤和義)
07. SUNDAY MORNING / The Velvet Underground(木村カエラ xxx 細野晴臣)
08. You Really Got Me / The Kinks(木村カエラ xxx 奥田民生)
09. Fight For Your Right To Party / Beastie Boys(木村カエラ xxx CSS)
10. SWEET DREAMS (ARE MADE OF THIS) / Eurythmics(木村カエラ xxx POP ETC)
11. MY GENERATION / The Who(木村カエラ xxx 岸田繁 fromくるり)
12. RAINY DAYS AND MONDAYS / Carpenters(木村カエラ xxx Predawn)

木村カエラ『ROCK』

木村カエラ『ROCK』 2014.01.14 Tuesday [音楽・映像] comments(0)
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