仮面ライダー鎧武(ガイム)のクリスマス

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まさかこの日が来るとはね。

うちの息子はクルマがほんとうに大好きで。1歳の頃は道路を走る自動車を見るだけで喜んでいたし、早起きした日は近所の始発バス停まで見学に行ったり(思い出)。バス→緊急車両→スポーツカーと、車種への興味が移るとともにトミカは増えていく一方だけど、ほほえましいもんだった。ディズニー映画『カーズ』シリーズも大好きで、カーズトミカは塗装がボロボロになるくらい飽きもせず遊んだ。

小さなミニカーを、小さい手ではさんで「ぶーぶー」と一生懸命にやる様子は、やっぱり可愛いです。年齢が上がるにつれ、「ぶーぶー」の速度がはやくなり、衝突は激しくなり、パトカーの逮捕が頻出するようになってきたけど、それでもやっぱりうちの息子はクルマが好きなんだなあと思ってた。男の子は「クルマ派」と「ヒーロー戦隊もの
派」に分かれるそうだけど、うちはクルマ派だよね、なんて安心してた。

いやですね、子供が生まれる以前から、夫婦ともに「ヒーローものはちょっとね…」という見解だったんです。だって、暑苦しいし、うっとおしいじゃないですか。絵に描いたような「正義の味方」っていう構図も、ひねくれ者のぼくとしてはなんだかなあで。ましてや、いやこれがいちばんの理由なんだけど、まあなんと言いますか、一緒に「戦う」のがめんどくさいじゃないですか。痛そうだし。

だから、たまにその手のテレビ番組を見せてもあまり興味を示さなかったという経緯もあり、うちの息子は「クルマ派」でほんとよかったねえ、なんて高を括っていた。

しかし。

来たんですよ、うちにも。あいつらが。


画像は東映より



断っておきますが、只今絶賛放映中の『仮面ライダー鎧武(ガイム)』も、『キョウリュウジャー』も、息子はテレビ放送を見ていません。前日の夜に「見るー」と言って意気込むも、当日になると「(悪者が怖いから)見ない」となり、本編はほとんど見ていないのです。

なのになぜ、うちにこいつらが上陸してきたのか。

おそらく保育園の影響かと。彼にもマブダチができたようなのです。朝、保育園に送り届ける親の身体からなかなか離れようとせずにぐずぐずしていた息子が、いまではお友だちの待つ教室へ振り返りもせずスタコラサッサと走っていくようになりました。毎日のように、チラシの裏紙で作った剣や手裏剣を持ち帰ってきます。毎日のように、お友だちと「戦いごっこ」をしているそうです。『キョウリュウジャー』や『鎧武』の名前が頻出するようになったのは、「戦いごっこ」を愛する彼らにしてみれば当然のことでしょう。

そんなわけで、見てもいない『鎧武』『キョウリュウジャー』に登場するアイテムについてあれこれ喋るようになるわけですが、こちとら番組を見ていないのでよく分かりません。「ブラック」や「ゴールド」の靴下、コンビニで売ってる「ロックシード」を買ったりしてお茶を濁していましたが、いよいよ逃れられないビッグイベントがやって来ます。世界中の大人たちが同じドッキリに参加する暮れのあの日です。

一ヶ月ほど前から、クレヨンでまるを付けたカタログを見える場所に飾り立て、毎日のようにそのポジションをチェックし、サンタさんがこれとこれをくれるんだと主張していた商品がこちら。



いやあ、まさかこの日が来るとは。こんな俗なものをこの俺が…。はじめは難色を示していた私(だって、一緒に「戦う」のがめんどくさいじゃないですか)ですが、しょうがねえなあと調べていくうちにだんだんおもしろくなってきました。

最近の仮面ライダーはカニやパイナップルを被ってるのかと目を丸くしていたアレが、カニの甲羅ではなくてオレンジであったこと。もはや仮面ライダーという面影はなく、戦国武将をイメージした新しいキャラもの(ライダー同士で戦う戦国時代だそうで)と考えたほうがよさそうなこと。果物をモチーフにした「ロックシード」をベルトにロックオンすることで、同じ果物をモチーフにした兜や鎧が装着され、ライダーに変身すること。そしてバンダイが販売する「ロックシード」には2種類あること。

すなわちコンビニ等で売られている「サウンド・ロックシード・シリーズ」とトイザらス(地方都市では玩具やと言えばもはやトイザらスしかありません)で売っている「DXロックシード・シリーズ」(参考)。なぜこんなに価格が違うのかと不思議でしたが、例の「ベルト」や「セイバー」に装着した際に、光と音が連動するものとしないものの違いだったようです。なんだか、とてもややこしいのです。

子供向け(というか親やじじばば向け)の抱き合わせ商法というか、はじめにアイテム販売ありきで番組が作られているという匂いがぷんぷんします。主人公の鎧武はすでに「オレンジ」と「パイナップル」。これから節操なく新しいロックシードがばんばん登場するわけです。おまけにこれ価格設定が高いですよ。トミカの可愛らしい価格に比べると、バンダイ恐るべし。

と、ぶーたれながら、それでもまあこれだけ欲しがってるんだから年に一度くらいいいだろうと意を決してサンタさんにお願いしました。ふしぎなもので、手配してしまうとだんだん好きになってくるんですね。今までにないタイプの仮面ライダーでなかなか良いじゃないかと。多彩なロックシードも、男子にありがちな収集癖をくすぐります。

そして何より、欲しかったモノを手にしたときの息子の表情。



「サンタさん来てくれたんだね」と目を輝かせる4歳児に、こちらがぐっとくる。前日まで「いい子にしてないとサンタじゃなくて妖怪が来るよ」と散々脅していたので尚更。
この日は、朝から晩までベルトを付けたり取ったり、ロックシードを何度も付け替えて、音とアクションを楽しんでおりました。いつのまにか操作も手慣れてきて、ひっきりなしに「ロォックオォン」だの「オォレェンジパァワォー」だの喧しいことこの上無しですが、まあ好きなだけやりたまえという気持ちになりました。

ちなみに武器を手にした彼、いつもより威勢の良い台詞を口走るようになりまして、ああ大きいクルマに乗って人が変わったように強気になったり、戦闘機に乗ってポーズを決めたりするのは男子の性なんだなと思ったことも書き留めておきます。戦闘機に乗ってポーズを決めて喜ぶ政治家の気持ち悪さって、軍国主義者うんぬんというよりも、4歳児と変わらないその幼児性にあるんじゃないかな。そういうのは子供のうちに卒業しておこうよ。


娘(1歳)にはキッチンが届きました。



こちらも一生懸命に遊ぶすがたは、めちゃくちゃ可愛いです。


イブの夜、息子からママにサプライズ的な告白があったそう。ぼくら夫婦にとっては非常に感慨深い出来事なのですが、これは夫婦だけの胸にしまっておくことにします。こうして家族4人でクリスマスを過ごすことができる幸せを噛み締めながら。


子供が二人になってから、その数倍くらい子育ては大変になりまして、出るのは愚痴ばかり。傍若無人な子供らに毎日イライラして怒りっぱなし。それでも、こういう日くらいはしみじみするのです。きっとどんな親だってそうでしょう。だからこの壮大なフィクションに世界掛かりで乗っかり続けるのです。

Merry Christmas, and I love my family.

仮面ライダー鎧武(ガイム)のクリスマス

仮面ライダー鎧武(ガイム)のクリスマス 2013.12.25 Wednesday [子育て・教育] comments(0)
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