My Back Pages マイ・バック・ページ / ボブ・ディラン、キース・ジャレット、まごころ

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今日もタイムラインですばらしい曲を教えてもらった。高島千晶さんのツイートより。



キース・ジャレットによる、ボブ・ディラン「My Back Pages」のカバー。
このアルバムに収録されています。1968年のライブ盤。キースは当時23歳。


著者 : キース・ジャレット
ワーナーミュージック・ジャパン
発売日 : 2013-07-24



ディランの原曲は知っていましたが、まさかキース・ジャレットがカバーしているとは知らなかったので驚くとともに、その演奏の瑞々しさにオジさんは胸がときめいてしまいました。アルバムのレビューを見ても、とにかく1曲目「My Back Pages」がいいという声が多いですね。

しかしこれが68年ですか。自分が知っていた曲を、自分が好きなミュージシャンがカバーしていて、しかもそれが自分が生まれる前だったということを知るのは、なんだか不思議な感じがします。音楽は、色褪せないですね。


ボブ・ディランのオリジナルはこちら。地味です。




実はオリジナルよりも、バーズ (The Byrds) がカバーして有名になった曲なんだそうです。キースのカバーも、こちらの方をモチーフにしているとか。なるほどメロディアス。



ディランの30周年記念で歌われたという、エリック・クラプトン、ジョージ・ハリスン、ニール・ヤング、トム・ペティという豪華面子による共演も。



ラモーンズのカバーもありました。




ところで、ぼくが初めてこの曲を知ったのは、真心ブラザーズによるカバーです。



同曲が収録されているこのアルバムは若かりし頃によく聴いたなあ。


著者 :
キューンレコード
発売日 : 1995-05-01



真心ブラザーズの「マイ・バック・ページ」は、ニューエスト・モデルの「嵐からの隠れ家」と並んで、日本語詞によるディラン・カバーの名曲だと思います。ボブ・ディラン本人もこのバージョンを気に入ったという逸話もあるそう。

倉持さん(YO-KING)が訳した「マイ・バック・ページ」日本語詞

白か黒しかこの世にはないと思っていたよ
誰よりも早くいい席でいい景色がみたかったんだ
僕を好きだと言ってくれた女たちもどこかへ消えた
あのころの僕より今の方がずっと若いさ

自尊心のため無駄な議論をくり返してきたよ
英雄気取りで多数派の弱さを肯定もしてきたし
僕をすばらしいと言ってくれた男たちも次の獲物へ飛びついた
あのころの僕より今の方がずっと若いさ

穴のあいた財布が僕に金をくれ金をくれと言う
青空が僕にむりやりのんきさを要求する
僕を怖いと言ってくれた友人もはるか想い出の中
あのころの僕より今の方がずっと若いさ
あのころの僕より今の方がずっと若いさ


イントロから、出だしのワン・フレーズで持っていかれちゃいますね。
「白か黒しかこの世にはないと思っていたよ」
YO-KINGの歌声と、このワン・フレーズが耳について、ずっとこの曲が好きでした。

オジさんになったいままた聴いてみると、この歌詞が、ぐっと現実的になって胸に迫ってきます。このブログにぐだぐだと書いてきたことも、あのワン・フレーズに凝縮されているような気がする。「自尊心のため無駄な議論をくり返してきたよ」って、橋下批判ですか。いや、橋下批判を含めた橋下批判への批判ですね。自分へのカウンター。

あのころの僕より今の方がずっと若いかどうかは分かりませんが、あのころの僕より今の方がずっとドMにはなりました。ありがとう、ディラン。

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My Back Pages マイ・バック・ページ / ボブ・ディラン、キース・ジャレット、まごころ 2013.07.02 Tuesday [音楽・映像] comments(0)
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